基礎心理学研究優秀論文賞の受賞

大学院生の齋藤岳人さんが執筆した下記の論文が2021年度の基礎心理学研究優秀論文賞を受賞しました。ご評価くださりありがとうございました。

齋藤岳人・井上和哉・樋口大樹・小林哲生 (2022). 仮名文字に対する単純接触効果―実験室外の接触頻度と文化間比較に基づく検討― 基礎心理学研究, 40, 170-174. 

2022年度の学会発表予定


日本心理学会

  • 李 禕飛・朴 建映・井上 和哉 (2022). オンライン実験による有効視野サイズの個人差を予測する要因の検討 – 李・朴・井上(2021)の追試 日本心理学会第86回大会, 日本大学 (2022/9/8 – 9/11)
  • 齋藤岳人・井上和哉・樋口大樹・小林哲生 (2022). 日本語非母語話者は複雑な仮名文字を好む – 単純接触効果が生じていない視覚的対象の魅力度に影響する特徴 日本心理学会第86回大会, 日本大学 (2022/9/8 – 9/11)

日本認知・行動療法学会

  • 西村誠・井上和哉・遠藤郁子・小林正法・大竹恵子 (2022). 食物を対象にした日本語版 Craving Experience Questionnaire の作成と信頼性及び妥当性 の検討 日本認知・行動療法学会第48回大会, シーガイアコンベンションセンター (2022/9/30 – 10/2)

認知心理学会

  • 白石紗衣・齋藤岳人・樋口大樹・井上和哉・小林哲生 (2022). 周囲長複雑度は漢字の主観的複雑度を表せる 日本認知心理学会第20回大会 神戸大学(2022/10/15 – 10/16)
  • 齋藤岳人・井上和哉・樋口大樹・小林哲生 (2022). 書体の読みやすさは日常的な経験によって判断される? ―一対比較法による読みやすさからの検討― 日本認知心理学会第20回大会 神戸大学(2022/10/15 – 10/16)
  • 小林正法・大竹恵子・井上和哉 (2022). 指示忘却による食物評価の低下とその特徴日本認知心理学会第20回大会 神戸大学(2022/10/15 – 10/16)

発表済み

  • 井上和哉・樋口大樹・齋藤岳人・小林哲生 (2022). 仮名文字への日常的な接触による触効果-複雑さや丸さの影響の検討- 日本感情心理学会第30回大会, 関西学院大学 (2022/5/29発表)

研究助成の採択

大学院生の西村誠さんと齋藤岳人さんが公益財団法人吉田秀雄記念事業財団の研究助成に採択されました。
https://www.yhmf.jp/news/2022/0421_2022-2.html

基礎心理学研究の論文が公開されました

基礎心理学研究の特集号「オンライン基礎心理学研究の挑戦」に採択された2本の論文がJ-STAGEで早期公開されました。

齋藤岳人・井上和哉・樋口大樹・小林哲生 (2022). 仮名文字に対する単純接触効果: 実験室外の接触頻度と文化間比較に基づく検討 基礎心理学研究, 40(2), xxx-xxx. [Link to J-STAGE]

Park, K., Li, Y., & Inoue, K. (2022). Seriously participated? Including catch trials does not in itself improve the assessment of explicit sense of agency in online experiments. The Japanese Journal of Psychonomic Science40(2), xxx-yyy. [Link to J-STAGE]

反応時間ハンドブックの出版

勁草書房から「心理学,認知・行動科学のための反応時間ハンドブック」が出版されます。現代の心理学や関連の学問で多用される反応時間の基礎知識、計測方法、分析方法、実用例などを解説した本です。

本書は、筑波大学名誉教授の故菊地正先生が残された原稿を、菊地先生の弟子たちが加筆し、出版したものです。私はウェブによる反応時間実験・リーチング・感覚モダリティ・反応モダリティ・アクションビデオゲームプレイヤー・アスリート・加齢・心的不応期パラダイムを担当させていただきました。

上記のような事情で出版された本ですので、必ずしも各テーマの専門家が担当したわけではないのですが、みな菊地先生への御恩に報いるべくベストを尽くし、良書に仕上がったのではないかと考えています。ぜひご購入いただければ幸いです。

心理学,認知・行動科学のための反応時間ハンドブック

Frontiers in Psychologyに論文がアクセプトされました

広告を用いた単純接触効果の研究がFrontiers in Psychologyにアクセプトされました。【アブストラクト】

本研究では、商品と女性モデルからなる広告を反復提示した際に、
1. 注意を向ける対象を指示しない場合、女性にモデルに対して単純接触効果は生起するが、商品に対しては生起しない
2. 商品に注意を向けるように教示すると、商品に対して単純接触効果が生起する
ことが示されました。

Yagi, Y.*, & Inoue, K.* (in press). The contribution of attention to the mere exposure effect for parts of advertising images. Frontiers in Psychology. *equal contribution

Journal of Health Psychology Researchに論文が採択されました。

日本健康心理学会の学術誌であるJournal of Health Psychology Researchに下記論文が採択されました。

Inoue, K., Otake, K., & Sato, N. (accepted). Satiety change elicited by repeated exposure to the visual appearance of food: Importance of attention and simulating eating action. Journal of Health Psychology Research.

本論文では、食べ物の動画を反復提示することによって食欲の変化が生じること、またそのような変化が生じるためには動画に注意を向けることと食行動のシミュレーションが重要であることを明らかにしました。

日本基礎心理学会第36回大会で研究発表を行います

日本基礎心理学会第36回大会@立命館大学大阪茨木キャンパスで、下記2件の研究発表を行います。
よろしくお願いいたします。

井上和哉・武田裕司・木村元洋 (2017.12.2).アシストによる行為主体感の上昇はアシストの知識の影響を受けるか

横山武昌・加戸瞭介・井上和哉・武田裕司 (2017.12.2). 視線と矢印による注意誘導現象 -二重課題を用いた検証-

Memory & Cognitionに論文が採択されました

内的に生成した視覚イメージに対して単純接触効果が生じること、イメージに対する単純接触効果が生じるためには、接触時と評定時の処理の一致性が重要であることを示した論文がMemory & Cognitionにアクセプトされました。

Inoue, K., Yagi, Y., & Sato, N. (2017). The mere exposure effect for visual image. Memory & Cognition.

本研究は大学院時代の恩師の菊地正先生のもとで始めたものであり、本来ならば菊地先生も論文の著者になる予定でした。
しかし、菊地先生は論文の完成を待たずお亡くなりになってしまったため、著者としてお名前を連ねていただくことはできませんでした。
この点だけは残念でなりません。