大学院修士・博士課程学生の募集!

首都大学東京認知心理学研究室では、大学院修士・博士課程の学生を募集しております(募集要項等はこちら

本研究室では、主に行動指標を中心とした認知心理学研究や感情心理学研究を行っておりますが、教員の共同研究者と連携することにより、生理指標や神経科学的手法を利用した研究や工学的・情報学的デバイスを用いた研究などを行うことも可能です。
教員の興味は比較的幅広いため、研究テーマに関しては、知覚・認知・感情・学習あたりに関連するものであれば、なんでもOKです。

本年度発足したばかりの新しい研究室のため、学生は少なく(修士1名、学部3年生2名)、教員からのきめ細やかな指導を受けることが可能です。
また、やる気さえあれば、実験室を長時間使用することもできます。

本研究室に興味がある方がいらっしゃいましたら、下記メールアドレス宛にお気軽にお問い合わせください。
ミスマッチを防ぐために事前の研究室訪問を推奨しております。
kazuyainoue[at]k-inoue.info
[at]は@にご変更ください。




Frontiers in Psychologyに論文がアクセプトされました

広告を用いた単純接触効果の研究がFrontiers in Psychologyにアクセプトされました。【アブストラクト】

本研究では、商品と女性モデルからなる広告を反復提示した際に、
1. 注意を向ける対象を指示しない場合、女性にモデルに対して単純接触効果は生起するが、商品に対しては生起しない
2. 商品に注意を向けるように教示すると、商品に対して単純接触効果が生起する
ことが示されました。

Yagi, Y.*, & Inoue, K.* (in press). The contribution of attention to the mere exposure effect for parts of advertising images. Frontiers in Psychology. *equal contribution

Journal of Health Psychology Researchに論文が採択されました。

日本健康心理学会の学術誌であるJournal of Health Psychology Researchに下記論文が採択されました。

Inoue, K., Otake, K., & Sato, N. (accepted). Satiety change elicited by repeated exposure to the visual appearance of food: Importance of attention and simulating eating action. Journal of Health Psychology Research.

本論文では、食べ物の動画を反復提示することによって食欲の変化が生じること、またそのような変化が生じるためには動画に注意を向けることと食行動のシミュレーションが重要であることを明らかにしました。

日本基礎心理学会第36回大会で研究発表を行います

日本基礎心理学会第36回大会@立命館大学大阪茨木キャンパスで、下記2件の研究発表を行います。
よろしくお願いいたします。

井上和哉・武田裕司・木村元洋 (2017.12.2).アシストによる行為主体感の上昇はアシストの知識の影響を受けるか

横山武昌・加戸瞭介・井上和哉・武田裕司 (2017.12.2). 視線と矢印による注意誘導現象 -二重課題を用いた検証-

ベイズ統計で実践モデリング

大正大学の井関龍太先生から、「ベイズ統計で実践モデリング 認知モデルのトレーニング」をご恵贈いただきました。

副題に「認知モデルのトレーニング」とあるように、認知心理学の研究でベイズ統計を扱った事例が多く紹介されています。
私自身ベイズ統計には興味があるものの、未だに自分の研究にどのように使用できるかを十分に理解していませんので、本書で勉強したいと思います。

ご恵贈ありがとうございました。

Memory & Cognitionに論文が採択されました

内的に生成した視覚イメージに対して単純接触効果が生じること、イメージに対する単純接触効果が生じるためには、接触時と評定時の処理の一致性が重要であることを示した論文がMemory & Cognitionにアクセプトされました。

Inoue, K., Yagi, Y., & Sato, N. (2017). The mere exposure effect for visual image. Memory & Cognition.

本研究は大学院時代の恩師の菊地正先生のもとで始めたものであり、本来ならば菊地先生も論文の著者になる予定でした。
しかし、菊地先生は論文の完成を待たずお亡くなりになってしまったため、著者としてお名前を連ねていただくことはできませんでした。
この点だけは残念でなりません。